評価はメッセージ
相変わらず移動が多い。先週は岐阜で(昨日は茨城で)、今日は大阪、週末に奈良。
名古屋で面白いメンバー構成でコーチンを楽しくいただいたので、出張もいいけどね。
さて、そろそろ評価シーズンは終了になってくる。
いろいろなクライアントの評価調整会議に同席させていただいていて、
とても嬉しい場面にも出会う。
「評価は査定に留めず、育成に反映する。」
これが評価制度が機能するもっとも大切なことと思っている。
先日同席させていただいた企業様では、
評価責任者である役員さんたちが集まって、
社員ひとりひとりに対して、
「で、彼(彼女)に、どういうメッセージをフィードバックするんだ?」ということを
議論されていた。
評価そのものはSとかAとかBとかそれぞれあるけど(それも大切だけど)、
ほんとうに大切なことは、そして本来しなければならないことは、
社員それぞれに、
「今後どういう方向を目指してほしいのか、そのためには何が必要か」
「いまどのようなことを評価し、どのようなことの改善を促すか」
「このままだとやばいぞ、それはなぜか」
「次にどのようなハードルを超えたらステップアップできるのか」
などのメッセージを伝えること。
評価者それぞれが本気で考えてくださっている。
そういう評価調整会議は、とても意義深い。
「愛があるなあ」と嬉しくなってしまう。
評価というツールを使って、
どのように育てるか、どういうメッセージを社員それぞれに伝えるか、
「悩む場」というのが評価調整会議なのである。
どうぞ悩んでください。悩むことが大切なんです。
(だから疲れるんですけどね)
僕も・・・・悩みは尽きませんぜ・・・。

